手先遊びとは、絵を描くこと、工作すること、積み木遊びのような遊びです。
手先遊びの先にあるものは何か?
この問いかけを考えると、もくお所長の考えは「クリエイティブな仕事」に結びつきます。
人間だから道具を使える

積み木や絵の具は材料であり、ハサミや筆は道具です。
子どもはこれらの道具や材料を使って何かを生み出します。
幼少期から楽しみながら何かを生み出す経験を積んでいく。
いずれ大人になったとき、世の中にとって価値のあるものを生み出すことに繋がるでしょう。
それは人間だからできるクリエイティブな仕事です。
仕事とは収入です。自立にはある程度の収入が必要です。
クリエイティブな仕事の例として料理人と野球選手を挙げます。
料理人は道具として包丁や火といった道具を使います。
野球選手はバットやボールが道具です。
料理人にしろ野球選手にしろ様々なクリエイティブな仕事に道具は欠かせません。
道具を正しく使いこなしてこそ成立する仕事です。
仕事道具と自己表現
分かりやすい例で料理人や野球選手を上げましたが、包丁やバットだけが道具ではありません。
数学や化学、言葉も道具です。
大工職人や科学者、小説家と呼ばれる仕事もクリエイティブな仕事です。
目的を達成するために使うものそれが道具です。
料理人であれば料理を提供すること。
野球選手であればヒットやホームランを打つこと、相手打者を打ち取ること。
目的を自己表現と置き換えてもいいかもしれません。
道具を使って自己表現をすること。
それを突き詰めていくとものすごい価値を生み出します。
ものすごい価値は仕事(収入、生きる糧)に繋がるのだと考えます。
最初の道具とその先の道具

子どもが一番最初に手にする道具は自分の体です。
鉛筆でもハサミでもありません。
人は生まれながらにして体という道具を使って自己表現をします。
その中でも五感に関係する器官が重要な役割を果たします。目、耳、鼻、口、特に「手(指)」です。
手という道具を自由に使いこなすことがクリエイティブな仕事という生きる糧に繋がります。
手でできることを挙げるなら、
食べ物を掴んで食べることができます。
絵具を指にとって塗ることができます。
紙をちぎることができます。
また、手は道具であると同時にセンサーでもあります。
形が分かります。
温度が分かります。
硬さが分かります。
表面がざらざらしているとかすべすべしているとかが分かります。
手の働きにその他の感覚器官の働きが加わることでさらに複雑なことが同時に分かります。
鉛筆やハサミは手という道具の先にある機能特化型の道具になります。
鉛筆は書くことに特化した道具
ハサミは切ることに特化した道具です。
鉛筆は手で書くよりも細い線が書けます。
寝かせて書けば太い線も書けます。
力の入れ具合で濃淡も調整できます。
ハサミは手でちぎるよりまっすぐに切ることができます。
金切りばさみを使えば手でちぎれない金属を切ることもできます。
ハサミの機能をさらに細分化して突き詰めると美容ハサミや医療ハサミに辿り着きます。
このような道具を使う美容師も医師もこの世に無くてはならない大切な仕事ですよね。
もちろんハサミを使うだけで美容師や医師になれるとは言いません。
美容師や医師になる為の条件の1つです。
また美容師や医師に限らず、道具を使う仕事はたくさんあります。
将来子どもがどのような仕事をするか分かりません。
しかし道具を使うことに慣れること、手という道具を鍛えることは将来の役に立つと信じています。
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