この本を紹介したい理由は子どもの行動力とそれを支える周りのおとなが描かれているからです。
子どもには家がジャングルのようになってしまう面白い物語、おとなには見守ることの重要性を教えてくれる本だと思います。
子どもが自発的に夢中になってやる。近頃の幼児教育の環境は素晴らしいものも多くあり、目を見張るものがあります。しかし子どもが自らやるのではなく、親がやらせることのほうが多くはありませんか??
子どもは自発的な行動の中でこそ多くを学ぶと思います。
この本の主人公の少年も自らの行動の中で学び、考えや知識を深め、実践します。
子どもに「自発的に行動できるようになってほしい」と願う大人にぜひ読んでほしい一冊です。
あらすじ
夏休みに少年は近所の人達が旅行で家を空ける期間、植木鉢を預かることにしました。
少年は植木鉢の世話が得意で、家じゅうあっという間に植木鉢だらけになってしまいます。
お父さんはぶつくさ文句を言い、お母さんは訳を聞いたうえで黙って見守ります。
ある時、少年は夢を観ます。
それは預かった鉢植えの植物が成長して、家に入れなくなり、とうとう家が壊れてしまうというものでした。
翌日少年は図書館で調べ物をし、剪定と挿し木を学びます。
伸びすぎたものは剪定し、小さな鉢植えに挿し木をします。
近所の人達が戻ってくると感謝の言葉を口にし、植木鉢を引き取っていきます。
挿し木をした小さな植木鉢は小さな子に無料配布しました。
家もすっきりしてお父さんも喜ぶかと思いきや寂しい様子。
次の日、少年一家は遅めの夏休みで田舎に出かけていきます。
もくお所長の解釈(感想)
植木の成長で家が壊れてしまう夢を観た後の少年の行動に驚かされました。図書館で剪定と挿し木を学び、実践してしまうなんて、、、。
それに子どもがいきいきと自分の決めたことをやり遂げる。
結果として得意なことに磨きをかけてお金に換える。
素晴らしいなと思いました。
言われたことだけをやるような受動的な人間にはなって欲しくないな。
自ら何かを生み出してほしいな。そうも思いました。
そのために大人のできることは何だろう?
この本に出てくる母親のように訳を聞いてしっかり見守ることですね。
危ないからと言ってはさみやカッターナイフを使わせないのではなく、きちんと使い方を教えてあげる。
そんな育て方が行動的な人間への成長をサポートするのかもしれません。
そもそもこの本の少年は自ら改善点を見出し、自己解決してしまいましたが、、、。
なんだかんだでお父さんも植木鉢に囲まれた生活を楽しんでいたのが面白かったです。
まとめ
得意なことでお金を稼ぐ。素晴らしいことですね。
ビジネス学的な見方をすれば「行動→勉強→実行→結果」の1サイクルを表現した作品です。
読み聞かせの後で「あなたの得意なことはなんだろう?」子どもにそう問いかけることもできます。
僕だったら、わたしだったらこうする!なんていうのも面白い発展のさせ方ですね。
いろいろと制約の多いこの世の中で、生き生きと働く少年のすがたが誇らしく映ります。
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